週末屋繁昌記

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

草木もねむる東京午前三時。ここ東京駅のヨロイ扉が開いた瞬間が、“週末屋”五郎たちのハリキリ・タイムである。“週末屋”つまりそれは人口一千万の大東京が生んだ珍妙な新商売。つまり、五郎は極東観光会社という週末屋の買い占め係りだ。週末屋とは、湘南行楽地行きの準急座席券を大量に買い占め、まとめて会社の団体旅行用に売りつける商売である。五郎はバス・ガイドで弥生食堂の娘美子に首ったけだが、彼女はまともな職業でない彼を好きになれない。さて、極東観光は温泉旅館と手を結んで、大宴会の余興まで引き受けるという繁昌ぶり。警察の長谷川刑事は躍起になるがシッポをつかめない。そんなある日、田舎から梅太郎という親爺が、親類の孫にあたる敏夫をさがしに上京してきた。話を聞いた五郎が調べてやると、敏夫は東京駅前の靴みがきでガメつく稼いでいる。「俺には俺の道があるのさ」と、敏夫は権太郎の言葉など取り合わなかった。ある日、暁の東京駅に突然異変がおこった。手下の浮浪者たちを連れた五郎がやってくると、いつの間にか新しくできた週末屋が先回りして、ガッチリ行列をつくっているのだ。ボスの芝田と乾分上田の仕業と判って、極東観光の早坂社長は怒り狂った。猛烈な場所取り合戦が一週間も続いて商売は大打撃。こんな馬鹿騒ぎに、五郎は人生の空虚さを感じはじめた。そして週末屋の下働きの敏夫だけは立派な人間に育てたいと学校に入れてやった。一方、美子も五郎を正業につかせたいと、長谷川刑事に相談をもちかけた。美子の会社の慰安旅行を引き受けた五郎だが、行列用の浮浪者たちは賃金値上げを叫んでストライキ。すると、見かねた敏夫が彼の乾分である浮浪児たちを集めて首尾よくキップを買い占めた。しかし、それを聞いた美子は大憤慨。週末屋なんかの世話はマッピラと旅行を中止させてしまった。このため莫大な借金を背負って大くさり。折も折、芝田らの週末屋が五郎と敏夫を引き抜きにかかったことから、双方は殺し屋まで繰り出して大ゲンカになるが、同士討ちの挙句、長谷川刑事に逮捕された。かくて五郎は弥生食堂の見習いコックに転業。美子と結ばれることになった。敏夫は相変らず五郎の腰ギンチャクだ。東京駅に春風が吹いて、若い三人の明るい顔を優しくくすぐった。


解説

「スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねえ」の高橋二三と「都会の魔窟」の長谷部潤が共同で脚本を執筆、「青い狩人」の井田探が監督した喜劇。撮影は「機動捜査班 無法地帯」の中尾利太郎。


配給日活
制作国日本 (1962)
ジャンル 

1962年04月22日より



スタッフ

監督
脚本
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
スチル

キャスト

俳優名役名
小沢昭一 (Shoichi Ozawa)石川五郎
島津雅彦清水敏夫
清水まゆみ丸山美子
由利徹清水権太郎
森川信丸山八五郎
佐山俊二早坂
南寿美子和代
南利明竹内
神戸瓢介ガム
井田武ジャック
小島忠夫サブ
逗子とんぼ芝田
玉村駿太郎上田
平塚仁郎乾分A
里実乾分B
久松成次郎乾分C
弘松三郎長谷川刑事
雪丘恵介山形刑事
小園蓉子旅館の女将
千代侑子旅館の女中ツヤ子
三船好重下宿のオバさん
武智豊子 (Toyoko Takeche)ドンコ婆さん
衣笠力矢紳士
宮川敏彦アベックの男
西田喜江アベックの女
河上信夫オッチャン
小野武雄浮浪者
高田栄子婦人議員
野村隆その秘書
菊田一郎白トレンチの男A
石崎克巳白トレンチの男B
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