曲馬団の娘

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

象、ライオンに混って、このサーカスの呼び物は、一郎とスミレの空中ブランコであった。サーカスが横浜に天幕を張ったとき、街の中でスミレは偶然にも叔父の謙介にあった。スミレは戦争のドサクサで、家族と生き別れになり、浮浪児の生活をしているとき、幸運にも親切なサーカスの道化師倉太に拾われ、今では一座になくてはならない花形コンビにのし上っていた。叔父の謙介は、養子の謙二と共に東陽軒という飲食店を経営していた。スミレの親と謙介の間では、ゆくゆくはスミレと謙二を一緒にしようと約束していた。行方知れずのスミレをみつけた謙介は、この奇遇に喜び、謙二もこれを機会に足繁く、サーカスの楽屋に彼女を訪れるようになった。謙二の出現は一郎にとって面白くなく、ちょうどその時、以前に一郎に肘テツを喰い、一座を飛び出した菊子が、また戻って来た。二人の間に険悪な空気が流れたが、二人の愛情は固く、家に引取りたいという謙介の言葉にも、スミレは一座を離れようとはしなかった。横浜での公演も終りに近づいたころスミレは謙介親子と一緒に、亡き父母の墓参に出かけた。しかし自動車の事故でスミレは空中ブランコに間に合わなかった。いら立つ一郎は仕方なく、菊子を相手に空中飛行をした。帰って来たスミレをみて、一郎は激しく頬を打った。悄然としてサーカスを去るスミレは、謙二のところにもいかなかった。心配になって来た一郎は、あちこちとオートバイに乗ってスミレを探した。夜汽車に危くひかれんとしたとき、一郎は自分の身をギセイにしてスミレを助けた。しかし、生れながらの身軽さで、一郎の怪我も軽くてすんだ。元気になった二人は、ふたたび、空中ブランコの妙技で、観衆をうならせ続けた。


解説

「不良女学生」の植草圭之助が書下した脚本を、「血まみれの決闘」の小石栄一が監督し、「笑え勘平より 消えた短剣」の西川庄衛が撮影した、サーカスの世界を背景にするラヴ・ロマンスである。主演は「どたんば」の江原真二郎、「多羅尾伴内 十三の魔王」の中村雅子に、「笑え勘平より 消えた短剣」の小宮光江、今井俊二。ほかに月丘千秋、杉狂児、岸井明、清川虹子などが助演。


配給
制作国日本 (1958)
ジャンル 

1958年02月19日より



スタッフ

監督
脚本
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
中村雅子スミレ
藤田淑子 (Yoshiko Fujita)スミレ(少女時代)
江原真二郎一郎
綿貫優一郎(少年時代)
小宮光江菊子
月丘千秋あやの
高山道子蘭子
由利恵子藤子
田中和子梅子
光岡早苗よし子
宮田悦子あざみ
杉山美香サクラ
鈴木朝子百合子
岩上瑛四郎
岩城力五郎
友野博司三吉
片山滉亮吉
高原秀麿譲次
杉狂児倉太
斎藤紫香 (Shiko Saito)団長
花澤徳衛瀬川
杉義一山本
今井俊二謙二
坂本武謙介
清川虹子 (Nijiko Kiyokawa)安子
沢彰謙吉田
曽根秀介八百屋
谷邦子圭子
鈴木暁子ジュン子
小野保車輪乗りの男
高橋京子 (Kyoko Takahashi)車輪乗りの女
伊藤慶子世帯持A
山本緑所帯持B
杉丘のり子所帯持C
河童六十四飼育係
植松鉄男八百屋の小僧
牧野狂介コック
岸井明ピエロ
吉川英蘭ピエロ
久地明運転手
千賀清三郎百姓
奈良あけみ踊り子
大津美子歌手
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