ふり袖纏

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

町火消よ組の音松は、荻江節の師匠お若と夫婦約束していた。よ組の頭市右衛門の娘お仙は人知れず音松を慕っていた。音松の兄貴分栄助はお仙に横恋慕し、彼女と夫婦になり、あわよくばよ組の頭の跡目をと狙っていた。−−ある夜、永富町に火事が起り、折からの烈風に将軍家お道具蔵まで延焼してしまった。その時、消口を取ったよ組の纏持源太郎は猛火に倒れ、音松は危険を冒してやっと彼を救い出したが、纏を立て直す余裕もなく、消口を見失ってしまったほどの猛火だった……。この責任でよ組の頭は町内預けになり、よ組は取潰しになりかけた。音松が町奉行跡部甲斐守へ篭訴し、町奉行の計らいで、よ組は取潰しを免れ、頭が隠居して組頭の跡目を定めればよ組の謹慎は解けることになった。お仙は音松に恋人のあるのを知り、ひどく落胆した。万組の甚右衛門はお若に言い寄り、断られて、音松を憎んだ。市右衛門がお仙と夫婦になって跡目を継いでくれと音松に頼んだとき、音松は断った。怒る市右衛門を、お仙は泣いて止めた。栄助は音松を夜道に待ち伏せたが、追っぱらわれ、甚右衛門から頼まれた侍堀田配下の者に、音松と間違えられて斬られた。市右衛門はお若に音松と別れてくれと頼む、−−よ組のために。お若は泣いて断る。それを耳にした荻江露友は、お若に荻江節三代目を継いで芸に生きよと命じた。いやなら、荻江とは縁を切ったことにする。芸か、恋か。お若に同情した頭は、身を退こうとしたが、露友はなおも彼女をさとし、ついにお若は別れることを承諾した。何も知らぬ音松は、よ組から、暇をとるつもりで、お若に逢うが彼女から愛想尽かしされた。その夜、音松が酒びたりになっていた時、半鐘の音が起った。飛び起きて走りだした彼の前に、覆面の侍たちと万組の鳶らが立ちふさがり、斬りかかってきた。よ組の者たちが音松を助けて奮戦した。そこへ町奉行の一行が駈けつけ、侍たちを逮捕し、音松たちに火事場へ行けと命じた。もう謹慎は解けたのである。−−火事場で勇ましく指図する音松を、ひそかにお若が泣きながら見守っていた。


解説

川口松太郎の戯曲『小袖纏』を、犬塚稔と吉田哲郎が脚本化し、「桃太郎侍(1957)」のコンビ三隅研次が監督、杉山公平が撮影した時代劇。主演は「おけさ鴉」の勝新太郎、「江戸っ子祭」の角梨枝子、中村鴈治郎、「花太郎呪文」の浦路洋子。志村喬、千葉敏郎、春風すみれ、伊沢一郎などが助演。


配給
制作国日本 (1958)
ジャンル 

1958年03月25日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
勝新太郎 (Shintaro Katsu)小頭音松
浦路洋子お仙
角梨枝子荻江節師匠お若
千葉敏郎小頭栄助
志村喬よ組の組頭市右衛門
二代目中村鴈治郎荻江露友
春風すみれ芸者清香
若松和子愛妾澄
浜世津子芸者染丸
伊沢一郎小頭清吉
舟木洋一纏持源太郎
和泉千太郎纏持庄五郎
本郷秀雄平鳶留吉
羅門光三郎御蔵奉行堀田左衛門尉
香川良介南町奉行跡部甲斐守
南部彰三名主久五郎
寺島貢万組の組頭甚右衛門
尾上栄五郎小頭磯蔵
藤間大輔平鳶喜八
市川謹也奉行所供侍(一)
玉置一恵飯田町の名主
堀北幸夫浪人矢杉玄蕃
横山文彦用人山添半太夫
橘公子女房お豊
小柳圭子料亭玉水の仲居
小林加奈枝茶店の老婆
藤川準近所の人
岩田正平鳶伝次
福井隆次荻江節の男衆
沖時男五人組(一)
菊野昌代士五人組(二)
越川一近所の人
河田好太郎万組の千吉
遠山泰裕平鳶金蔵
山下一己平鳶弥七
木村玄平鳶孫市
竹谷俊彦平鳶新蔵
愛原光一平鳶平四郎
丸山邦治奉行所供侍(二)
種井信子小女おきん
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