美しい庵主さん

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

こんもりと生い茂る杉林の奥にひっそり閑と建っている古びた尼寺「明秀庵」。その寺に颯爽と乗り込んで来たのは、庵主昌光尼の姪御の悦子である。十年ぶりに東京から遊びに来たのだ。が、彼女が同じ大学のボーイフレンド昭夫と一緒なのに昌光尼たちはびっくり仰天。実は、昭夫はアルバイトにバーのバーテンをやっていたのだが、そこのマダムとの浮気が悦子の逆鱗にふれ、頭を冷やすためと、卒論を書くためとで、強引に引っぱって来られたのである。だが、昭夫は若い昌妙尼の美しさに一目でショックを受ける始末なのだ。昌妙尼は次代の庵主候補で、目下、県立大学へ通学中である。卒論書きのあいまに、昭夫は彼女に英語を教えたりして、親しくなった。たまたま、悦子が行きがかり上のお見合で出掛けた日、駅の改札係と称する図体のでかい男が昌妙尼のところに愛の告白にやって来た。昭夫がおっかなびっくり応対に出てようやく説得して返した。その宵、しみじみと昌妙尼と語り合った昭夫は、彼女が灰色の青春の中でいかに清く、まじめに生き抜こうとしているかを知り、感動のあまり思わず彼女を強く抱き寄せてしまった。だが、昌妙尼の清らかさは昭夫の心に辛うじて自制を取戻させた。泣きながら駈け去る昌妙尼と入れ違いに、悦子が帰って来た。彼女は呆然としている昭夫に、パチンと平手打ちを食わした。その途端、昭夫は目がさめたみたいに、悦子の愛情を身にしみて感じ、思わずがむしゃらに彼女を抱きしめ、強く接吻した。悟りを開いたのが吉日とばかり、翌朝二人は鳥が飛び立つように帰京の途についた。楽しくも、意義深かった尼寺での思い出を乗せて遠ざかり行くバスを昌妙尼はいつまでも見送っていた。


解説

有吉佐和子の原作から、「永遠に答えず (完結篇)」の西河克己と窪田篤人が脚色、西河克己が自ら監督した青春ユーモア篇。撮影は「心と肉体の旅」の姫田真佐久。主演は「佳人」の芦川いづみ、「夫婦百景」の浅丘ルリ子、「霧の中の男」の小林旭。ほかに東山千栄子、七尾伶子、小沼昭一、東恵美子らが出演。


配給日活
制作国日本 (1958)
ジャンル 

1958年05月06日より



スタッフ

監督
脚色
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
小林旭 (Akira Kobayashi)安形昭夫
浅丘ルリ子 (Asaoka)増井悦子
東山千栄子昌光尼
高橋とよ (Toyo Takahashi)栄勝尼
福田トヨ智円尼
七尾伶子 (Reiko Nanao)智道尼
芦川いづみ昌妙尼
堺美紀子ブルーキャットのマダム
天草四郎大竹屋の主人
小沢昭一 (Shoichi Ozawa)大竹屋の息子
横山美代子山本屋の娘
千葉信男大きい男
永井柳太郎昌妙尼の父
田中筆子昌妙尼の母
東恵美子昌妙尼の嫂
柳瀬志郎学生
杉幸彦県立大学の学生A
黒田剛県立大学の学生B
岡田朝光ロカビリー歌手
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