坊っちゃん(1958)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

塩原昌之助は東京に清婆さんを残して、四国松山の中学へ赴任した。威勢のいい江戸っ子の正義派である。早速、坊っちゃんという仇名がつけられた。中学の教師たちには、たぬき(校長)、赤シャツ(教頭)、やまあらし(堀田)、のだいこ(吉川)、うらなり(古賀)などがいた。これは坊っちゃんがつけた仇名だ。赤シャツはのだいこを従えて、たぬきを味方にし、やまあらしをけむたがっている。小町娘、通称マドンナに惚れこみ、たぬきを言いくるめ、その許婚者うらなりを左遷させようとする。宿直騒動などもあったが、坊ちゃんはやまあらしと意気投合した。赤シャツは坊ちゃんにやまあらしの悪口をふきこんだ。イナゴ事件は陰で彼が糸を引いているというのだ。坊ちゃんはやまあらしと喧嘩した。しかし、下宿のおかみから、うらなり左遷事件の真相をきき、仲なおりした。やまあらしはうらなりのために、赤シャツの不当をなじったので、憎まれたのだ。マドンナは月給の多い赤シャツになびいたという。うらなりの送別会が開かれた。やまあらしは赤シャツに皮肉を言う。坊ちゃんはのだいこをなぐる。次の日曜日、赤シャツは坊ちゃんを自宅に呼び、月給を上げようと言った。彼はやまあらしをやめさせようとしている。祭の日、師範対中学の学生剣道試合が開かれ、やまあらしの部長の中学側が負けた。そのことで、双方が河原で喧嘩を始めた。やまあらしと坊ちゃんは止めに入ったが、喧嘩にまきこまれてしまった。それが新聞に出た。二人が学生をそそのかしたと。記者と親しい赤シャツが書かしたらしい。彼は県視学の命令とやまあらしに辞表提出を求めた。やまあらしは生徒をかばうため、やめることにした。坊ちゃんも一緒にやめるといって聞かない。二人は赤シャツをこらしめようと、彼の芸者遊びの現場を押えるため、旅館でひそかに張りこんだ。何日目かの夜、赤シャツのなじみ芸者つばめの姿が見えた。とうとうである。二人は翌朝、旅館から出て来た赤シャツとのだいこを、町はずれで押えた。玉子をぶつけ、散散になぐる。辞表を彼らの額にペタリとはると、二人は悠々とそこを去り、船に乗って四国を離れた。東京で清やが坊ちゃんを待っていることだろう。


解説

夏目漱石の同名小説を、「渡る世間は鬼ばかり ボロ家の春秋」の椎名利夫と山内久が脚色、「白い炎」の番匠義彰が監督、「花のうず潮」の生方敏夫が撮影した文芸篇。坊っちゃんには「若い広場」の南原伸二が扮し、マドンナには「渡る世間は鬼ばかり ボロ家の春秋」の有馬稲子、その他、伴淳三郎伊藤雄之助、トニー谷、三井弘次などのベテランが出演。色彩はイーストマン松竹カラー。


配給
制作国日本 (1958)
ジャンル 

1958年06月15日より



スタッフ

監督
脚色
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
南原伸二塩原昌之助
英百合子
伴淳三郎校長(たぬき)
トニー谷教頭(赤シャツ)
伊藤雄之助堀田(やまあらし)
三井弘次吉川(のだいこ)
大泉滉古賀(うらなり)
左卜全小使
有馬稲子 (Ineko Arima)マドンナ
本橋和子古賀の母
桂小金治いか銀
村上記代いか銀女房
稲川善一萩野家主人
沢村貞子萩野家夫人
草香田鶴子氷屋の婆さん
小林十九二お寺の住職
関千恵子芸者つばめ
三谷幸子芸者すずめ
水木凉子芸者年増
島村俊雄宿屋の番頭
水上令子宿屋の女中
後藤泰子宿屋の下働き
杉浦直樹 (Naoki Sugiura)新聞記者恩田
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