南氏大いに惑う

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

南氏は小さな鉄工会社の青壮社長である。ある夜、見知らぬ若い娘から「私を一万円で買って」とささやかれた。が、娘はあまりにあどけない。十九才だと。名をはるみという。南氏は驚いた。彼の末娘と同じ名だったから。彼女の父は戦死し、母が病気で、その治療費をどうしても手に入れようと、はじめて男に話しかけたのだといった。南氏は、はるみに一万円を渡した。君に無期限で貸そう。家に帰ると、南氏の妹広子が夫婦喧嘩の挙句やってきていた。夫の内田が十九才の愛人をつくったからだという。さてはや! 南氏は翌日、内田のところへ行き、妹と別れさせると怒った。その愛人昇子が南氏をうっとり見つめていた。南氏は再会を約したはるみと会った。はるみは彼にすっかり“なついた”。そこで南氏は彼に岡惚れの芸者とん吉にあい、彼女の旦那深井工業の深井氏の部屋へ行った。南氏の会社の経営状態が切迫して、彼に融資を申しこんでいたのだ。深井はむしろ二千万円で会社を買い取ろうといった。南氏はその帰途、なじみのバー景子の店へ行く。景子は妙に彼に媚をふりまく。そのとき、先日の昇子が南氏の横に坐った。それ以後、南氏は昇子に引きずり廻される。彼女はわれから彼に接吻した、−−こうして、彼をめぐる五人の女は揃った。愛妻朝子をはじめ、昇子、はるみ、景子、とん吉。南氏は大いに惑ったのである。−−はるみの会社がつぶれた。どこかに買収されたのだ。それを聞いて、南氏は社員がかあいそうになり、深井氏の買収を断った。が、深井氏はそれを賞でて、彼に無条件で融資した。昇子は深井氏の娘だった。彼の会社に入り、若い技師と親しくなった。とん吉は深井とよろしくやる。景子にも旦那がいた。妹も内田と仲直りした。それでいいのだ。南氏ははるみと待合せした。が、現れたのは実子の方のはるみだった。それをもう一人のはるみが、にっこり見送った。彼女がそうさせたのだった。


解説

源氏鶏太が「講談倶楽部」に連載した同名小説の映画化。脚色は「恋は異なもの味なもの」の共同執筆者の一人長瀬喜伴。監督は「駐在所日記」の枝川弘。撮影は「有楽町で逢いましょう」の秋野友広。主演は「悲しみは女だけに」の船越英二、市川和子、「愛河」の角梨枝子、「大都会の午前三時」の川上康子など。


配給
制作国日本 (1958)
ジャンル 

1958年05月19日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
船越英二南礼三
八潮悠子南朝子
山根恵子南はるみ
市川和子関沢はるみ
鶴見丈二内田達夫
清水谷薫内田広子
小川虎之助深井重伍
川上康子深井昇子
角梨枝子景子
立花宮子とん吉
柴田五郎山内昂吉
小原利之三橋課長
三島愛子若い芸者A
白井玲子若い芸者B
坂口芙沙子若い芸者C
明石百合子若い芸者D
水原志摩子料亭の女中A
日高加月枝料亭の女中B
小山慶子受付の娘
小笠原まり子女中うめ子
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