俺たちは狂っていない

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

新東学園高校の新聞部では“高校生の生態”ルポを特集することになった。盛り場の部分は東大を目指す勉強家・野口が担当することになった。彼は一度もそんなところへ出入したことがなかったから。あるバーで野球部の連中にあったが、彼らは常連らしくその飲食費は部費の中からあてているらしいのだ。部のマネージャーがそういっているのを聞いた。啓二は野球部の現状を校内に訴える記事を書いた。野球部の連中が新聞部をさそい出し、結局乱闘になり、彼らは検挙された。啓二は母や兄から口うるさく部をやめて受験勉強に励むよう云われていたが、今度の事件でただ悲しまれたり、怒られたりした。乱闘事件は新聞に書かれた。学校当局は名門の野球部が夏の大会に出場停止処分にあわぬよう、事前に手を打つ必要を感じた。反省的な態度を世間に示すため、責任者の処分を行った。それが両方の部から二名ずつ停学処分にするというのだ。啓二もその中に入っていたが、不満だった。責任の大半は野球部が負うべきなのに、しかも、キャプテンの宮本は処分にならず、身代りに池上がなったのだ。宮本は有名な投手でプロ野球から引く手あまただからだ。その後には理事長が控えているらしい。啓二は部を止め五味と云う生徒などと町を遊び廻る。部の幸子という生徒がとめても無駄だった。絹子というロカビリー娘とも知り合った。五味のバイト・ホテルのエレベーターボーイを手伝って宮本と理事長のつながりを知った。プロのスカウトをあやつって理事長が百万にぎったという。それを、啓二はビラに書いて校内にはった。これらすべての彼の行為のあとには自分がひとりぼっちという気持があったのだ。野球部は彼をサイクリングに誘った。絹子と同行した彼は、彼らのリンチにあった。啓二は絹子の持っていた果物ナイフで宮本の右手を切ってしまう。もう投手は出来ぬだろう。彼はその突発事の責任を負おうと、そのままナイフを自分の手首に刺し、水の中に倒れた。すぐ病院へ運ばれたが、しばらくして死んだ。生徒の一人池上は病院の前に集った生徒たちに叫んだ。身代りのことは事実なんだ。部費の流用も、理事長が宮本の契約金のことでコミッションを取ったことも事実なんだ。生徒たちは怒った。そこへ来た教頭に烈しい抗議の眼を向けた。死者はもうかえらない。が、大人たちは昂然としていた。新聞は啓二を不良学生にしたて、ただいたずらにガナリたてた。


解説

高校生の不安と恋と反抗を描こうというもの。「渇き」の舟橋和郎が自ら、彼自身と山口権太郎の共同原案を脚本化し、「手錠」の阿部毅が第二回作として監督し、「白いジープのパトロール」の小林節雄が撮影した。主演は新人野口啓二・小林勝彦・紺野ユカに、「猫は知っていた」の仁木多鶴子など。ほかに見明凡太朗などのヴェテランが助演。


配給
制作国日本 (1958)
ジャンル 

1958年07月22日より



スタッフ

監督
脚色
原案
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
野口啓二野口啓二
村瀬幸子野口芳子
杉田康野口一男
入江洋佑高野
仁木多鶴子木下幸子
大河良太田
当銀長太郎吉原
奥山幸秀三島
小笠原まり子小川
早川雄二早川
小林勝彦宮本
星ひかる宮本安造
渡辺鉄弥池上
伊藤直保川崎
米沢永治佐久間
土方孝哉原田
渡辺久雄清水
毒蝮三太夫五味
紺野ユカ並河絹子
黒須光彦日高
島田裕而矢野
服部哲治生徒会自治委員長
永田靖大沢理事長
見明凡太朗 (Bontaro Miake)校長
伊沢一郎教頭
丸山修白川
半谷光子白川の妻
春本富士夫 (Fhujio Harumoto)和田
杉森麟山本
真杉美智子横田
川島祥二飯島
藤山浩一本間
小原利之岩崎
市田ひろみマダム
千歳恵美マリ
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