母の旅路(1958)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

お京はタイガーサーカスの花形で、戦時中このサーカス団にころがり込んでお京の夫となった病弱な晋吾の代りに、実質上の団長格でもある。娘の泰子はまだ中学生だが芸の才能はすばらしく、お京は泰子が後継者となる日を楽しみにしている。だが泰子自身は高校へ進みたいと思っていた。ある日晋吾は幼馴染の伊吹和子にあい、実業家だった彼の父の遺産を和子があずかっているのを知り、実業家として再出発しようと決心する。お京はサーカスを止めることに反対だったが、夫や娘の将来を考えて座員達と別れた。お京は奥様修業に身を入れるが、晋吾や泰子はそんなお京を半ば頼もしげに、半ば心配そうに見守っている。その頃、お京は泰子の学校の授業参観やPTAの席上で常識はずれの失敗をやり、他の父兄からヒンシュクされるという事件が起った。そのあと、泰子の誕生日に級友達を招待したが、来たのは和子の娘光子だけだった。以来、泰子は学校へも行かなくなった。晋吾の社長就任の祝賀会でも、お京の善意がまたまた失敗をまねいた。来賓たちは彼女の前身を噂しあい、一方、晋吾と和子の過去のロマンスまでが口の端にのぼった。お京はいたたまれぬ思いだった。一生懸命やろうとすればするほど夫や娘に恥をかかせることになる−−お京は泰子の身柄を和子に頼んで、ついに家を出、サーカスに帰った。いまは気持を直して通学する泰子は、サーカスの巡業先に母をたずね、家へ帰ってくれるようとりすがったが、お京は聞き入れず、“ママと一緒にここにいます”という泰子を冷たく追いかえした。そのお京の瞳には、熱い涙がひかっていた。


解説

川口松太郎原作の母物でサーカスの花形だった三益愛子が令夫人となるが、またサーカスに舞い戻り夫と娘の幸福を一人祈るという物語。脚色は「サザエさんの婚約旅行」の笠原良三、監督は「踊子」の清水宏(1)が久方振りに担当する。撮影は「夜霧の滑走路」の秋野友宏。「風流温泉日記」の三益愛子、「素っ裸の青春」の仁木多鶴子、「ぶっつけ本番」の佐野周二をはじめ、金田一敦子・藤間紫らが出演する。


配給
制作国日本 (1958)
ジャンル 

1958年09月21日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
三益愛子笹井京子
佐野周二笹井晋吾
仁木多鶴子笹井泰子
藤間紫伊吹和子
金田一敦子伊吹光代
鈴木義広伊吹春夫
田宮二郎 (Jiro Tamiya)三郎
伊沢一郎有原清
浜口喜博国男
伊藤直保信男
伊達正佐吉老人
南左斗子かおる
紺野ユカユリ
花布辰男里見
大山健二松木
平井岐代子山村夫人
耕田久鯉子田島夫人
岡村文子瀬長夫人
丸山修森田先生
穂高のり子谷野先生
千早景以子令子
田中三津子葉子
水木麗子晶子
三宅川和子町子
真中陽子圭子
町田博子しげ
本山雅子きよ
小笠原まり子みよ
宮島城司来賓客A
河原侃二来賓客B
小杉光史そば屋の親爺
酒井三郎村のお偉方A
杉森麟村のお偉方B
佐々木正時村のお偉方C
西川紀久子サーカスの女
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