濡れた瞳

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

中風町子は胸を患って長野の高原療養所に来ていた。高原には東京の城南大学のラグビー合宿所があった。高瀬正夫たちが猛練習に励んでいたのだ。町子の散歩姿に目をとめ、最初に彼女に接吻した者に金を出す賭をした。正夫が奇襲戦法で成功した。翌日、正夫は町でちょうど退院する町子にあった。前日の非礼を、率直にわびた。町子は接吻されたとき、驚きといかりで正夫の頬を打ったが、今は正夫に好意を抱いた。正夫は上京したら家に遊びに来いといった。町子は近くの町で暮したが、正夫をあてというわけでもなく上京してしまう。帰京していた正夫は、彼女の不意の訪問にとまどった。正夫の兄の生物学者・芳夫のはからいで、町子は彼らの家に住むことになった。−−芳夫の妻・操はいま流行のデザイナーだ。家は留守勝だった。彼女の大阪行きの間に芳夫が過労で倒れた。町子は彼につきっきりで看病した。彼が回復したとき、町子は正夫の案内で東京見物をさせてもらった。終りにナイトクラブへ行くと、榊美絵がいた。かねてから正夫が好意を持つ、あかぬけした女だ。田舎出の町子とは対照的なのだ。正夫は踊れぬ町子を家へ帰した。町子は逃げるように帰宅したが、芳夫が待ってい、ニューファッションの洋服をお礼だといって贈ってくれた。それが、町子をいくらか慰めた。正夫は翌日からラグビーの遠征に出かける。町子は操の代りに正夫の身支度を手伝った。が、その好意が正夫にはかえって苦痛なのだ。町子には目もくれず美絵と遊びまわった。−−芳夫の方は可憐で純心な町子の姿が心に焼きついてきた。不在がちな妻への不満からか。彼は町子に高原での植物採集の助手になってくれと頼む。−−美絵が正夫でない男と婚約した。正夫の態度がはっきりしなかったからだ。そのとき、正夫は町子の純愛を悟ったという。が、すでに町子は芳夫と採集旅行へ出発していた。正夫のいさめで妻の座に目覚めた操が、高原へ急行した。正夫はリーグ戦があったから。町子は芳夫から抱かれかかった。崖の花をとるふりをして逃げた。崖から落ち、腕をけがした。正夫はゲームが終ると山へ駈けつけた。操と芳夫を置きざりにし、町子は田舎へ帰ろうと山を下りた。正夫と出会い、二人は抱きあった。町子の瞳がみるみる濡れた。


解説

「娘の冒険」の長谷川公之が脚本を、「別れたっていいじゃないか」の枝川弘が監督した純愛メロドラマ。撮影は「母の旅路」の秋野友宏、音楽は「別れたっていいじゃないか」の加藤三男。「あなたと私の合言葉 さようなら、今日は」の野添ひとみ、「白鷺」の川崎敬三、「男十九の渡り鳥」の根上淳らが出演。


配給
制作国日本 (1959)
ジャンル 

1959年01月09日より



スタッフ

監督
脚本
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
野添ひとみ中原町子
川崎敬三高瀬正夫
根上淳 (Jun Negami)兄芳夫
小野道子芳夫の妻操
浦辺粂子婆やたき
穂高のり子榊美絵
小林勝彦望月弘
矢島ひろ子西田初枝
花野富夫三木
渡辺久雄小山田
藤巻潤 (Jun Fujimaki)山形
早川雄三ラグビー部監督
佐々木尚夫ラグビー部員
新宮信子「白樺」の女王人
丸山修町子の父
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