太陽に背く者

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

昭和三十年クリスマスの夜、京都市西陣五番町のバー「有明」で喧嘩があった。男は不良の大下、逃げる相手は白トックリの人物だった。白トックリを追って外に出た大下は健、浜野、原田、山口という愚連隊の四人組にからまれ近くの暗闇で刺し殺された。「有明」のマダム、客の森川らの証言で四人組は大下殺害の容疑で捕えられた。市川、土屋、徳永の三刑事が取調べに当った。犯行を否定しつづけていた健が突然自供した。しかし奇妙なことに凶器が出て来ない。その上、健は日に二度も三度も自供を変えるので、三刑事は無益な苦労をつづけた。新しい年が明け事件は急転した。健の義父が凶器のナイフを届出たのである。四人の公判が開かれた。「わしは刺しゃせん、うそや、刺したのは白トックリや」……健は絶叫した。市川刑事は信じた。土屋、徳永両刑事と協力して、自費で白トックリの捜査をつづけた。しかし自腹まで切って苦労する三人の家庭は風波が絶えなかった。森川が事件当夜の事実を知らせた頃には、当の白トックリはすでに捕えられていた。三人は呆然とした。佐藤即ち白トックリの話はこうだった。−−あの夜大下を追って来た健ら四人組の一団を見た佐藤は大下が乾分をつれて自分を追って来たものと勘違いして、出会った大下の腹にナイフを突きさして隠れていた。即ち四人組が暴力を振う以前に大下はすでに虫の息だったのである−−。捜査陣の黒星だった。事件は全国的に広がり、事件を担当した三刑事に寄せる風あたりは強かった。釈放された健が腹いせに云いふらす出鱈目な発言にも耐えるしかなかった。折から傷害犯人が近くの学校内に逃げ込んだ。現場に急行した市川刑事は殉職した。市川が土屋に言い残したのは健の将来であった。


解説

樫原一郎の原作を、浅野辰雄・関沢新一・瀬川昌治の三人が脚色したもので、五番町事件を背景に下積みの刑事を主人公とした社会的なホームドラマ。「呪いの笛」の酒井辰雄が監督し、「修羅桜」の倉持友一が撮影した。


配給松竹
制作国日本 (1959)
ジャンル 

1959年06月21日より



スタッフ

監督
脚色
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
志村喬市川刑事
杉浦直樹 (Naoki Sugiura)土屋刑事
田中春男徳永刑事
高野真二野村記者
田中絹代 (Tanaka Kinuyo)市川の妻ふみ
千之赫子市川の娘ひろ子
宇野博信市川の息子久夫
水原真知子徳永の妻澄子
日比野恵子バーのマダムマヤ子
辻清子土屋の母親
石黒達也権堂署長
永田光男中島課長
松本朝夫松村警部
西田智大貫刑事
尾上菊太郎野鳥巡査
清水元羽田委員
国友和歌子バーのマダムモヨ
小林十九二森川
入川保則佐藤
中原英氏安井健
沢井謙二浜野清
野崎善彦山口
市川勲原田
草島競子浜野の母親
安住譲大下
林文男杉浦
天野刃一健の義父千吉
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