愛の鐘

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

巷のハイ・ティーン達の実態をさぐるために、ラジオ国際のアナウンサー大木のり子は、盛り場に実況録音に出かけた。彼らの世界は、彼女の想像を絶したものだった。のり子の心をひきつけたのは、不良少年の世界に今にも足をふみ入れようとしている少年達だった。川辺定男と添森武という二人の少年も、そういった少年達の仲間だった。定男はパチンコ屋をやる父由松に無理に一流高校に入れられ、自信を失っていた。由松は彼の教育を妻のおくみに任せきりだった。添森武は性悪の義母がいる田舎の家を飛出してきた少年だった。妹フサ子が養女になっている叔母お玉の家にやってき妹にだけ会って、後楽園球場に行った彼はグレン隊にからまれ、スリあがりの立花正一に助けられた。こういう少年達を再び家庭にもどすために「愛の鐘」運動がはじまった。この運動の指導者田上町子は毎日各方面に奔走していた。そのため淋しい娘の圭子は、母と離婚している父の山北にこっそり会って淋しさをまぎらせていた。翌朝正一の小屋を出た武は叔母にみつけられたが、彼は田舎に帰されるのを怖れて逃出し、グレン隊の喧嘩にまきこまれて検束された。一方定男は学校をサボって父に殴られ、家出して部屋を借り、不良グループに入った。武の身柄は叔母にひきわたされた。だが彼は再び町中に姿を消してしまった。田上町子やのり子達は“お母さんパトロール”をはじめて少年救済にのりだした。定男達のグループは、ヤクザの羽衣組と対立し、その喧嘩のもつれからグループの一人貞二を救って、武も一味の一人に加えられた。ヤクザと争うために拳銃入手を計った定男達は、武を見張役にして交番襲撃を計画した。怖しくなった武は、正一の小屋に逃れた。正一のしらせでかけつけた叔母お玉は、武を妹と共に自分の家にひきとるといった。その頃、不良少女と共にいたというだけの理由で、圭子の友達が学校から退学処分をうけた。頼みにした母はかまってくれず、父の山北が女と戯れているのを見た圭子は夜の町にさまよい出た。そして計画失敗でヤケになっている定男達のグループに見つけられ、その毒牙にかかった。わが娘の悲劇を前にして、町子は自分の日頃の行為を反省した。定男達は少年刑務所に送られ、由松夫婦も子供の気持を考えてやらなかったことを悔いた。今日も、美しい夜空に、街から街へと愛の鐘が響き渡る。


解説

愛の鐘運動を中心に、少年少女の非行化防止をテーマとした社会ドラマ。「男性飼育法」の八住利雄と、久松静児の脚本を、「愛妻記」の久松静児が監督し、「夜の闘魚」の高橋通夫が撮影した。


配給東宝
制作国日本 (1959)
ジャンル 

1959年06月23日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
香川京子 (Kagawa Kyoko)大木のり子
加藤春哉佐藤春吉
乙羽信子 (Otowa Nobuko)田上町子
幸田良子田上圭子
千秋実山北安蔵
森繁久彌 (Hisaya Morisige)川辺由松
沢村貞子川辺おくみ
手塚茂夫川辺定男
織田政雄七福吾助
菅井きん七福お玉
永井柳太郎添森三造
月野道代添森おりき
秋山由紀雄添森武
二木てるみ添森フサ子
左卜全立花兵助
頭師孝雄立花正一
横山道代 (Michiyo Yokoyama)佐々木早苗
小桜京子とき子
辻伊万里はる恵の母
渋沢詩子はる恵
岡田登茂子きよ子
柏木優子みどり
外川宗子ルミ
遠藤都輝子トミ子
土屋靖雄信次
佐藤紘五郎
海東茂章貞二
どんぐり三太
小沢一朗俊坊
酒井茂池田先生
坂内英二郎藤木プロデューサー
早瀬由紀雄三上利夫
柳日出子利夫の恋人
小沢経子その
中原成男殺し屋次郎
佐伯徹早見先生
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