疑惑の夜(1959)

上映スケジュールはコチラ!

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

鳥居工業社長・鳥居実造が自殺を図った。一人娘の明子は、未遂に終った父から、自殺の動機を聞いた。−−話はさかのぼる。鳥居は不振の町工場を手に入れた。その町工場の経営者は車にはねられて死んだ。事故死か他殺かは分らなかった。が、鳥居の相棒は車の運転ができる男だったという。その男は鳥居から際限なく金を引出した。鳥居は、その男は土木請負を表看板とし、大滝組にくいこんでいるということだけをうち明けた−−。明子は大滝組に出入りする下請業者は島という男で、久里という技師と親しいことを知った。久里は島の紹介で大滝組の技師として入ったのだ。島の悪業の手引きを彼はいくたびか繰返した。今もまた、東洋ビル工事の下請予算書を持出すよう命令された。明子は久里に父の自殺の動機をうち明けた。久里に救いを求めたのだ。久里自身も島から逃げたい−−。工事現場の屋上で、久里は島に予算書を手渡した。最後の取引だと言った。電車の轟音。二人は格闘した。島が屋上から落ちた。久里は島の死体を工事の杭打ちの穴に埋めた。工事が予定通りにいけば、明日セメントがこの穴に流れこむのだ。久里は自分の顔に島との類似点を見出し、巧妙なアリバイを思いついた。久里は島に変装した。バーのボーイも街の女も、久里を島と信じて疑わなかった。が、久里の計画は一夜にして崩れた。バーのボーイも街の女も昨夜島と会ったことを誰一人証明しないのだ。俺の背後に人がいる、久里は不気味だった。中条と記された脅迫状が舞いこんだ。あの屋上で島が口にした男の名だ。中条は島のボスだったのだ。島と同様に下請予算書を要求してきた。指定場所は丸の内三号ビル角にとめられたオースチン運転席。久里は、去りゆく車の後に女の影を見た。里子−−久里の愛人だった。中条から再び脅迫状が来た。久里は約束の書類をオースチンに投げ入れたのち、中条の車を追跡しようと明子と相談した。オースチンを追って、二人は中条の家に忍んだ。意外、そこに里子がいた。里子は嫉妬の眼で明子を見た。中条の車が久里をめがけて進んだ。が、ハンドルを切り誤り河へ突っこんだ。絶命した中条、がその男は島だった。彼はあの時死んではいなかったのだ。久里の殺意を感じていた島は、中条をすでに殺し、自分が中条になりすましていたのだった。そして、里子は島の妹だった−−。


解説

飛鳥高の原作を、「母と娘の瞳」のコンビ甲斐久尊が脚色し、小林恒夫が監督した推理映画。撮影は「人間の条件 第1・2部」の宮島義勇。


配給
制作国日本 (1959)
ジャンル 

1959年06月30日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
高倉健 (Ken Takakura)久里
高倉健 (Ken Takakura)
沢彰謙中条
佐久間良子 (Sakuma Yoshiko)明子
小宮光江里子
河野秋武倉本主任
三島雅夫鳥居実造
小川虎之助尾崎社長
山形勲大滝組社長
中村是好タイル屋
光岡早苗広子
沢たまき幸江
伊藤慶子幸江の同僚A
萩京子幸江の同僚B
杉義一ホテルのボーイ
山口勇野村
曽根秀介重役A
志摩栄重役B
岡田敏子広子の友人
檜有子アパートの管理人
打越正八工場現場守衛
織本順吉 (Junkichi Orimoto)刑事
山本緑料理屋の芸者
姿年子尾崎の二号
泉美香看護婦
三好久子宝籤売りの婆さん
関山耕司営業部長
片山滉経理部長
都築みどりタバコ屋の少女
田川恒夫工事現場事務係
滝謙太郎医師
奈良あけみストリッパー
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック