乙女の祈り(1959)

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

母を失くした矢代悠子は父耕輔の指導の下にヴァイオリンを学んでいた。耕輔は立派な音楽家だったが、今は生活のために矢代クィンテットを編成しキャバレーで働いていた。楽団員は寸暇をさいてクラシックの勉強に励み「五重奏団」の実現を夢みていた。悠子の学友友江は家が貧しいためジャズバンドで働くことになった。ある日耕輔は昔軍楽隊で一緒だった村松という男に会った。村松は黒沢音楽事務所の顧問であることを話し、女流ヴァイオリニスト島本由美を加えて矢代クィンテットのリサイタルを開こうと言った。悠子は学校の定期演奏会にソリストとして出場することが決った。耕輔の喜びは大きかった。村松から演奏会の準備費として十万円要求して来た。十万円は工面した。その時悠子は島本由美が近く渡欧することを知った。驚いた一同が黒沢事務所を訪れると、村松はすでに事務所をクビになり詐欺を働いていたことが分った。黒沢の好意で矢代クィンテットは島本由美の前座として出演することになった。結果はよくなかった。悠子の学校から授業料の督促が来た。耕輔はヴァイオリンを売った。悠子はジャズで働く決意をしたが、友江に諌められた。悠子と島本由美は親しく交った。黒沢が矢代クィンテットを東亜テレビに推薦した。審査の日が迫ったが、耕輔にはヴァイオリンがなかった。誰も貸す者はなかった。島本由美を訪ねた悠子は由美の名器「ストラディバリウス」を持出してしまった。しかし父にさとされて返しに行った。悠子の演奏会の日が来た。耕輔、由美、黒沢、友江、グループの友達らのひきいる中で悠子のヴァイオリンは美しく響いた。それは遠く高く祈る乙女にも似ていた。


解説

水上伸郎の原案から、灘千造と野上龍雄が脚本を執筆、「悪徳」の佐分利信が久々に監督した音楽映画。撮影は「未婚」の杉本正二郎。


配給松竹
制作国日本 (1959)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1959年07月21日より



スタッフ

監督
脚本
原案
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
佐分利信 (Shin Saburi)矢代耕輔
鰐淵晴子矢代悠子
巖本真理島本由美
若宮忠三郎日下部善太郎
野々浩介木下正蔵
末永功本堂英雄
福岡正剛坂田勉
永井智雄 (Tomoo Nagai)村松平九郎
宮田洋容安田
松村達雄黒沢
堀込久子日野友江
布地由起江牧原
浮田左武郎楽器店の主人
七尾伶子 (Reiko Nanao)村松きみ江
藤山竜一吉岡
利根司郎洋品店々員
並木瓶太郎校務主任
邑川猛教師
島田屯慰安会の親爺
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