リスとアメリカ人 廃虚の銃声

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

銀座の深草診療所の医師深草太郎が誘拐された。監禁された場所では恐るべきペストが発生していた。医師は電話にとびついたが、警察に伝わったのは銃声二発だった。高山検事が捜査に乗出した。高山と笛木刑事は診療所を訪れ、若い医療助手丘左記子に会った。恋人の清宮英紀と会うため、その日左記子が診療所を出ようとした時、レインコートの男とジャンパー姿の男が二人医師を訪れたというのである。カルテが紛失していた。高山と笛木はペストを中心に調査をすすめた。外国から入ったリスとかネズミによる他はペストの可能性はまずなかった。しかしペストはやはり発生した。屑屋の村瀬という老人が死んだ。感染径路が調べられた。笛木刑事は久田ガラス工場の留守番だと自称した男に目をとめた。ペスト発生を公表したい厚生省と犯人逮捕のため差控えたい検察庁とはもめた。時々、レインコートの男から左記子のもとに怪電話がかかった。彼女を守る英紀のカメラが男を捕えたが……この男もペスト患者ではないだろうか。料理屋の女中辰市梅子が発病した。三日前、情夫種子島雄吉と会った。更にもう一人、田中みつ江が死んだ。みつ江は数日前久田ガラス工場につとめる母を訪ねている。みつ江が見せた写真にはいつかの留守番の男がうつっていた。男はやはり社長久田虎夫だった。事前に久田は逃亡した。悪臭放つ工場を発掘してみると三つの死体が出て来た。みつ江の母と深草医師とリスだった。左記子が意外な証言をした。死んだ田中みつ江の息子行夫が診療所を襲ったジャンパーの男だというのである。笛木の調べによると、久田は戦時中受けた恨みから岩永という金貸しをさがしていた。診療所を襲ったのは岩永の住所を知るためだった。行夫は種子島の共犯を自白した。ことを知った梅子は病院を出て種子島に自首を迫った。種子島と梅子を乗せた車は久田の隠れ家に向った。梅子は高山検事の名刺を握らせ、連絡を頼んだ。岩永の住所は欲しい。しかし種子島の要求する高額の金はとても出せない。久田の拳銃が火を吐いた。二人を倒した久田は住所録を奪うと逃げた。高山が来た時、久田は岩永を求めて去っていた。岩永は太田という変名を使っていた。笛木と高山の連絡で、岩永の住居は張り込まれた。しかし、一瞬遅く久田は岩永を撃った。悪夢のような事件だった。梅子と種子島の墓は粗末に哀れだった。


解説

週刊サンケイ連載有馬頼義の同名小説の映画化。「警視庁物語 遺留品なし」の長谷川公之が脚色し、「警視庁物語 一〇八号車」の若林栄二郎が監督した推理映画。「高度7000米 恐怖の四時間」の藤井静が撮影した。


配給
制作国日本 (1959)
ジャンル 

1959年11月17日より



スタッフ

監督
脚色
原作
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
中山昭二高山検事
花澤徳衛笛木刑事
中原ひとみ丘左記子
今井俊二清宮英紀
東野英治郎 (Eijiro Tono)名取千之助
堀雄二池山技官
植村謙二郎川原主任
菅沼正山田刑事
佐原広二宮本刑事
滝謙太郎村井弁護士
清村耕次松山事務官
南川直佐藤技師
斎藤紫香 (Shiko Saito)公衆衛生院長
神田隆公衆衛生院部長
成瀬昌彦羽田空港検疫所所長
須藤健横浜港検疫所所長
岩城力保健所長
永田靖深草太郎
大村文武久田虎夫
河野秋武種子島雄吉
小宮光江辰市梅子
曽根晴美田中行夫
浦野みどり田中行夫の女
秋月竜岩永四郎
谷本小夜子村瀬きよ
永井智雄 (Tomoo Nagai)鹿毛
岡田敏子鹿毛の妻
戸田春子横山トキ
岡村文子青池女史
曽根秀介太田
山本緑ペスト研究所女所員
関山耕司動物園飼育係
山口勇タテ場のおやじ
石島房太郎東洋玩具KK工場主
植松鉄男清宮カメラ店少年店員
菅井きん派出所の奥さん
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