剣風次男侍

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

徳川幕府もようやく確立した頃。武家階級の封建的な厳しい家族制度は、跡取りの長男は別として、貧乏旗本の次三男たちをして、聟養子に行くこと以外に、将来に道を開くことは困難な境遇に追いやった。こうして、前途に明るい望みを持てない貧乏旗本の次三男坊たちは、次第に若い純粋な心を歪められ、単純な分別によって、粗暴な行動に青春のはけ口を求めていった。富田文之進、大川主税、長谷川桂三郎、黒岩妥女、高山助七、小石栄造らもその一人であった。この冷飯組と跡取り組との対立は、将軍家指南番、柳生源斎の道場をはじめ、彼等が顔をつき合わす場所場所で起った。この対立は、勘定吟味役の娘、深雪の聟養子になるはずだった桂三郎の夢が、千石取りの旗本の長男、山中頼母の出現によって破れたことで頂点に達した。これを知った文之進らは桂三郎と深雪を強引に合わせたが、これが城中の噂となって広がり、家風を重んじるおじの激怒にふれた。桂三郎は、理解深い兄、銀二郎の制止もきかずに腹を切って若い命を自ら絶ってしまった。この桂三郎の死は、文之進らの心を一層すさんだものにした。ばくち打ちの用心棒でわずかな酒手を手にしている文之進のおじ五郎太にそそのかされ、酒、ばくち、女遊びと、次第に悪の世界にそまって行った文之進たちは鳥居信濃守と結託して公儀御用金の横領を策する両替屋・江洲屋三右衛門の巧みな言葉に乗せられて、公金輸送襲撃に加ってしまう。この冷飯組に、あたたかい目をそそいでいるのが、銀二郎の友情に己れの非を悟った主税と、文之進を慕う茶店の娘おみつだった。しかし、この二人の心痛をよそに、文之進らは深みにはまって行く一方だった。やがて、大老・本多大炊頭が事件解決に乗出した。銀二郎が密命を受け、主税もこれに従った。江洲屋の仕掛た罠で、銀二郎と主税と文之進が対決した。あわやという時、五郎太がかけつけ、信濃守の策謀が明らかとなった。数日後、甲府の銀山で明るく働く文之進らの姿が見られた。


解説

旗本の次三男問題に材をとった時代劇で、「乙女の祈り」の共同執筆者・灘千造の脚本を、「真昼の惨劇」の野村企鉾が監督した。撮影は「巌流島前夜」の倉持友一。


配給松竹
制作国日本 (1959)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1959年10月30日より



スタッフ

監督
脚本
原案
企画
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
松本錦四郎富田文之進
花ノ本寿大川主税
川田浩三長谷川桂三郎
池徹黒岩妥女
尾形寛高山助七
池田恒夫小石栄造
川口のぶおみつ
山鳩くるみ深雪
山内明長谷川銀二郎
内藤武敏馬場五郎太
香川良介江洲屋三右衛門
河野秋武甚八
戸上城太郎柳生源斎
信欣三富田庄左衛門
高山裕子おりく
内田良平祐之介
永田光男勘吉
近衛十四郎本多大炊頭
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