ある老女の物語

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

オーストラリア、メルボルン。78歳のマーサ(シーラ・フローランス)は賃家のニ階に小鳥のジーザスと黒猫のサムと一緒に暮らしている。マーサの親友は地域看護婦のアンナ(ゴーシャ・ドブロヴォルスカ)。彼女は結婚しているが、ピーター(アーネスト・グレイ)と愛し合っており、ピーターにも家庭がある。マーサの部屋を借りて、2人は会っているのだ。マーサの唯一の後悔は、第二次大戦で子供を失ったことだ。マーサは浴室で水滴の音に耳を傾けていると、爆弾の音と共にこの悲しい記憶を思い出す。ひとり息子のジョナサン(クリス・ヘイウッド)は、妻の反対もあって母マーサと一緒には暮らせないのだが、長生きして欲しい気持ちから老人ホームに入ったほうがいいと説得に来る。ホームに入ることをマーサは望まなく、アンナも反対する。マーサの下の階には、アンナが面倒をみるビリーがいる。ビリーはマーサとは違い、もうすべてを自分でやることはできない。鍵もマーサが開けてやらなければならない。アンナの運転する車で滝を見に出かけたり、マーサの家で食事会をしたりと楽しい時を過ごしつつ、確実に時は過ぎて行く。また辛い戦争の記憶が蘇ってくる。やがてビリーが亡くなる。教会でのお決まり通りの言葉が牧師の口から語られる。そして面倒を見ようともしなかったビリーの家族を前に、マーサは怒る。ビリーの荷物を持ち出す家族に、マーサは記念にレコードプレイヤーをもらう。ある晩、マーサはガスだけでなくバスタブのお湯と水も出しっぱなしにして、物思いに耽っていた。ふと気付くと鍋が焦げついている。慌てて浴室へ急ぐ途中に転倒して、肋骨を折ってしまう。下の階の男が水漏れのために窓から入ってきてくれて、マーサは一命を取り止めた。病院に入院するマーサ。アンナはマーサに、彼女が癌でもはや助からないことを涙で告げる。アンナはジョナサンにも話し、マーサを彼女の家に戻す。路面電車の走る音の聞こえるわが家で、マーサはアンナに見守られて静かに息を引き取る。


解説

快活でユーモアあふれる78歳の老女と、若い地域看護婦との友情を通して、老人と介護する者の幸福な関係を描いたヒューマン・ドラマ。監督・脚本は本作が日本初紹介のポール・コックス。主演はオーストラリアのヴェテラン女優シーラ・フローランス。


配給岩波ホール
制作国オーストラリア (1991)
ジャンル 
公式サイト公式サイトはこちら

1997年09月27日より



スタッフ

監督
脚本
エグゼクティブプロデューサー
製作
撮影
美術
音楽
編集
衣装デザイン
字幕

キャスト

俳優名役名
シーラ・フローランス (Sheila Florance)Martha
ゴーシャ・ドブロヴォルスカ (Gosia Dobrowolska)Anna
ノーマン・ケイエ (Norman Kaye)Billy
クリス・ヘイウッド (Chris Haywood)Jonathan
アーネスト・グレイ (Ernest Gray)Peter
ミートゥル・ウッド (Myrtle Woods)Miss Inchley
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