成瀬巳喜男監督、夫婦のドラマ

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

会社では一応課長で通る中川も、内実、肩書きとはうらはらの安月給に悩んでいる。二階は間借り人に占領され、細君美種子は毛糸編みの内職にはげむ−−そんな貧寒な生活が結婚十年目の彼ら夫婦の間を、いつか感激のないものに色替えしてしまった。バア勤めの妻栄子にやしなわれている夫浩久の不甲斐なさが因で、日夜もめ通す二階の松山夫婦を、二人はもうよそごとに眺められなかった。中川は冷たい散文的な妻とひきかえ、乏しいなかから生活を楽しむことを知っている社のタイピスト、未亡人の相良房子に惹かれる。音楽、絵画。……彼らは静かな喫茶店や美術館であいびきともつかぬ交渉を重ねた。あやうく自制した房子は愛児とともに大阪へ引きうつる。が、社用で中川が来阪すると知れば、会わずにいられず、結局その夜、二人の関係は最後のところへまで進んだ。帰京後、洋服のポケットから出たマッチやら名刺やらでそれと感づいた美種子の詰問に、正直な中川は心苦しくもすべてを打ちあける。美種子の日頃のつめたさは狂熱的な意地わると変じてしまう…。


解説

林芙美子の『茶色の目』を原作とし、主なスタッフは「夫婦」の監督成瀬巳喜男、脚本井手俊郎、音楽斎藤一郎のトリオ。撮影は「七色の街」の玉井正夫である。「煙突の見える場所」の上原謙、「人生劇場 第一部」の高峰三枝子、「生きる」の丹阿弥谷津子をめぐって伊豆肇、高杉早苗、三國連太郎、中北千枝子などが出演する。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)


配給-
制作国日本 (1953)
ジャンルドラマ 


スタッフ

監督
脚色
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
上原謙中川十一
高峰三枝子中川美種子
丹阿弥谷津子 (Yatsuko Tanami)相良房子
伊豆肇松山浩久
中北千枝子松山栄子
高杉早苗桜井節子
三國連太郎 (Rentaro Mikuni)谷村忠
新珠三千代 (Aratama Michiyo)新村良美
坪内美子新村妙子
谷晃鬼頭
本間文子 (Noriko Honma)鬼頭の妻
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