醜聞(スキャンダル)

全くの偶然の瞬間が多くの人々に誤り伝えられ、ある人間はこれを故意に曲解して飛んだ醜聞が拡がって行くというメロドラマ

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

新進画家青江一郎は、ある日愛用のオートバイを飛ばして伊豆の山々を写生に出掛けた。三人の百姓が不思議そうな顔をして彼の絵を眺めている。そこへ美しい歌声が聞こえてくる。やがて派手な格好をした一人の女が山を登って来た。人気歌手西條美也子である。バスが故障で歩いて来たが宿屋までが大変だ、と嘆く。よろしい、それなら荷物だけでも僕のオートバイに積んでってあげましょうと、青江が申し出た。ついでの事に貴嬢も乗っけて行きましょうということになった。オートバイの相乗りで二人は宿屋まで素ッ飛ばした。百姓は呆れてそれを見送っていた。二人のカメラマンが突然宿屋に現れ、女中に西條美也子に逢わせてくれいう。西條さんは写真は撮りませんと女中は断った。二人は残念そうに宿屋の廻りをうろつき歩く。風呂に入った美也子の部屋に青江が挨拶に来る。二人は庭に面した手すりにもたれて話を始めた。その時、先程のカメラマンがこれを見つけて、パチリとシャッターを切って、シメシメと逃げてしまった。


解説

黒澤明が初めて大船に出てとる写真。映画芸術教会の本木莊二郎(「野良犬(1949)」の企画、「花の素顔」の小出孝の製作で、「野良犬(1949)」と同じに脚本は黒澤明と菊島隆三が共同で書いた。カメラは「脱線情熱娘」の生方敏夫、「真昼の円舞曲」の浜田辰雄美術、早坂文雄の音楽で、全くの偶然の瞬間が多くの人々に誤り伝えられ、ある人間はこれを故意に曲解して飛んだ醜聞が拡がって行くというメロドラマである。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)


配給-
制作国日本 (1950)
ジャンルドラマ 


スタッフ

監督
脚本
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明

キャスト

俳優名役名
三船敏郎 (Toshiro Mifune)青江一郎
山口淑子 (Yoshiko Yamaguchi)西條美也子
志村喬蛭田乙吉
桂木洋子正子
千石規子 (Noriko Sengoku)すみえ
小沢栄太郎 (Eitaro Ozawa)堀社長
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