スタン・ザ・フラッシャー

少女に自分の肉体を晒すことに生きがいを感じる中年男の悲哀が、自作のテーマ曲をバックにしたイメージカットを即興的に交えつつ、静謐に物語られる

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

スタンは売れない映画脚本家。生活のために近所の子供を家に招いて英語を教えている。彼がテキストにするのは常にシェイクスピア。教え子の中にはナターシャとロザリーという美しい姉妹も含まれているが、スタンは常に姉のナターシャの方に、抑えきれない性的欲望を抱いている。少女への想い、それを夢想に留めるか、あるいは実行するか。スタンは両者の間で苦悩する、まるでハムレットのごとく。長年連れ添った妻オーロールとの関係はすでに冷えきっており、性的不能になったスタンには彼女を満足させることはおろか、優しい言葉をかけることすらできない。あるときスタンは授業中ナターシャの体に触れる。きっぱり拒絶するナターシャ。落胆するスタンのもとに激昂した父親が怒鳴り込んできて…。


解説

自身を強烈に投影した主人公像には、本作製作前から入退院を繰り返し、帰らぬ人となったゲンズブールの遺言的色合いが非常に強く見てとれる。製作はフランソワ・ラヴァール、撮影はオリヴィエ・ゲノー、録音はミシェル・ブルテーズ、編集はバベット・シ・ランダーヌがそれぞれ担当。主演は「チャオ・パンタン」ほかの監督で知られ、ゲンズブールの処女作「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」(ちなみに本作公開に先立ち再公開された)、「王妃マルゴ」ほかのプロデューサーとしても知られるクロード・ベリ。本作の出演はベリの監督作品の音楽を務めるなど親交のあったゲンズブールのたっての願いによるものだった。共演は「ルシアンの青春」「裸足のマリー」のオーロール・クレマン、「パリの天使たち」のリシャール・ボーランジェのほか、ゲンズブール自身も顔をみせる。ヒロインの少女役のエロディ・ブシェーズは本作でオーディションをへてスクリーン・デビューし、その後「野性の葦」ほかで注目を浴びた。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)


配給-
制作国フランス (1990)
ジャンルドラマ 


スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
編集
衣装デザイン
字幕

キャスト

俳優名役名
クロード・ベリ (Claude Berri)Stan
オロール・クレマン (Aurore Clement)Aurore
リシャール・ボーランジェ (Richard Bohringer)David
エロディ・ブシェーズ (Elodie Bouchez)Natacha
Lucie Cabanis (Lucie Cabanis)The Father/Rosalie
ダニエル・デュバル (Daniel Duval)Le Pere
ミシェル・ロバン (Michel Robin)The Prisoner/Le Detenu
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