赤い陣羽織

木下順二の民話劇を映画化

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

むかし、ある田舎の水車小屋に甚兵衛とせんという夫婦が住んでいた。とぼけた顔をして風采の上らない甚兵衛にくらべ、女房のせんは飛びきり上等の別嬪だった。そのため、土地の代官や庄屋などがせんに心を寄せ、足繁く水車小屋を訪れる。特にご熱心なのは赤い陣羽織を風になびかせ、颯爽と馬でのりつける代官・荒木源太左衛門である。この代官、生来の臆病者で外では代官風を吹かせて威張るが、内では奥方に頭が上らない。さて、なんとしてでも思いを遂げようと、祭りの夜、職権を利用して甚兵衛を庄屋に捕えさせ、その留守にせんを襲ったのである。甚兵衛は、この企みに気がつき、やっとのことで牢を破り水車小屋に駈けつけてみれば、炉ばたに代官の陣羽織や下着が脱ぎすててあり女房を呼んでも返事がない。この様子に、てっきり女房が征服されたと甚兵衛は思いこんだ。そして、代官への復讐を決心したのである。それは、代官の奥方をモノにすることだった。


解説

木下順二の民話劇を映画化したもので、庶民の健康なエスプリと封建制未成熟時代の支配者のとぼけたおかしさを笑いの中に捉えようというもの。脚色は「密告者は誰か」の高岩肇、監督は「台風騒動記」の山本薩夫、撮影は前田実。中村勘三郎が舞台と同じ役を演じて映画初出演するほか、有馬稲子・香川京子・伊藤雄之助・三島雅夫などが顔を揃える。


配給-
制作国日本 (1958)
ジャンルドラマ 
公式サイト公式サイトはこちら


スタッフ

監督
脚色
原作
企画
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集

キャスト

俳優名役名
十七代目中村勘三郎荒木源太左衛門(代官)
香川京子 (Kagawa Kyoko)荒木信乃(源太左衛門の妻)
伊藤雄之助甚兵衛(水車の番人)
有馬稲子 (Ineko Arima)せん(甚兵衛の女房)
三島雅夫宇右衛門(庄屋)
井上昭文藤太(代官の用人)
花澤徳衛勘六(庄屋の下男)
多々良純胤臣(神官)
島田屯黒助(鍛冶屋)
戸田春子よね(黒助の女房)
柳川慶子ふみ(黒助の娘)
福原秀雄権次(百姓)
矢野宣助作(百姓)
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