東京物語 ニューデジタルリマスター

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

周吉、とみの老夫婦は住みなれた尾道から二十年振りに東京にやって来た。途中大阪では三男の敬三に会えたし、東京では長男幸一の一家も長女志げの夫婦も歓待してくれて、熱海へ迄やって貰いながら、何か親身な温かさが欠けている事がやっぱりものたりなかった。それと云うのも、医学博士の肩書まである幸一も志げの美容院も、思っていた程楽でなく、それぞれの生活を守ることで精一杯にならざるを得なかったからである。周吉は同郷の老友との再会に僅かに慰められ、とみは戦死した次男昌二の未亡人紀子の昔変らざる心遣いが何よりも嬉しかった。ハハキトク−−尾道に居る末娘京子からの電報が東京のみんなを驚かしたのは、老夫婦が帰国してまもなくの事だった。脳溢血である。とみは幸一にみとられて静かにその一生を終った。駈けつけたみんなは悲嘆にくれたが、葬儀がすむとまたあわただしく帰らねばならなかった。若い京子には兄姉達の非人情がたまらなかった。紀子は京子に大人の生活の厳しさを言い聞かせながらも、自分自身何時まで今の独り身で生きていけるか不安を感じないではいられなかった。東京へ帰る日、紀子は心境の一切を周吉に打ちあけた。周吉は紀子の素直な心情に今更の如く打たれて、老妻の形見の時計を紀子に贈った。翌日、紀子の乗った上り列車を京子は小学校の丘の上から見送った。周吉はひとり家で身ひとつの侘びしさをしみじみ感じた。


解説

小津安二郎生誕110年として小津監督の名作「東京物語」をデジタル修復したニューデジタルリマスター版。撮影チーフ助手を務めた川又昂の監修の元、4Kスキャニングによるマスターを一コマ単位でデジタル修復。音声も小津監督の監督助手を務めた田中康義監修の元清水和法により修復が行われている。2011年4月4日NHK BSプレミアム「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」で放映された。その後2013年ベルリン国際映画祭Berlinale Classics部門出品用に更に修正が行われている。2013年11月23日より、東京・神田 神保町シアターにて開催された「生誕110年・没後50年記念 映画監督 小津安二郎」にて上映。


配給松竹
制作国日本 (1953)
ジャンル 

2013年12月07日より



スタッフ

監督
脚本
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
デジタル修復監修

キャスト

俳優名役名
笠智衆 (Ryu Chishu)平山周吉
東山千栄子平山とみ
山村聡 (Soh Yamamura)平山幸一
三宅邦子 (Kuniko Miyake)平山文子
村瀬禪平山実
毛利充宏平山勇
杉村春子金子志げ
中村伸郎金子庫造
原節子 (Hara Setsuko)平山紀子
大坂志郎平山敬三
香川京子 (Kagawa Kyoko)平山京子
十朱久雄 (Hisao Toake)服部修
長岡輝子服部よね
東野英治郎 (Eijiro Tono)沼田三平
高橋とよ (Toyo Takahashi)隣家の細君
三谷幸子アパートの女
安部徹 (Tooru Abe)敬三の先輩
阿南純子美客院の助手キヨ
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