「されどわれらが日々」より 別れの詩

1971年製作 若者の苦悩を描く

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※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ストーリー

太平洋商事のタイピストである斉藤康子は、優しく思いやりのあるエリート官僚の山口伸夫との結婚を秋に控えた婚約期間を送っていた。それは誰の眼から見ても理想的なカップルとして映る平和で楽しい日々だった。一方、康子の同僚である岡島京子は、妻子ある男福井と激しい恋愛関係にあった。それは、康子と伸夫の安定した関係とは対象的な、せっぱつまったものだけに、康子には強く美しい愛に見えた。そんなある日、康子は、学生時代に同じ大学で学生運動のリーダーであった安部の自殺を知った。彼が死の場所として選んだ余呉湖は新緑の林に囲まれた静かな湖である。そして康子と安部が初めて愛情を確認し合った場所でもあった。康子は、安部の純粋さと若々しい情熱に魅せられて愛したのだが、彼が運動に挫折し、仲間を裏切った時、「卑怯者」の声を残して別れた。康子の心を乱したものは、遺書に書かれた「俺は卑怯者だ」という言葉だった。その頃、あれ程激しく愛し合っていた京子と福井の関係は、福井の妻の出現によって破局を迎えようとしていた。


解説

愛し合っていると信じている二人の男女をめぐって、男と女が結ばれる真の愛情とは何かを浮き彫りにしながら、現代の若者の苦悩を描く。原作は昭和三十九年芥川賞を受けて以来、現在まで七十一版を重ね、青春のバイブルといわれる柴田翔の『されどわれらが日々−−』。脚本は「暁の挑戦」の橋本忍と、共に劇場用映画はこれが第一作目というシナリオ作家協会シナリオ研究所第十八期生の岡田正代と橋本忍の令嬢橋本綾。監督は「初めての旅」の森谷司郎。撮影は「首」「赤頭巾ちゃん気をつけて」「初めての旅」と森谷監督とコンビを組んできた中井朝一がそれぞれ担当。


配給-
制作国日本 (1971)
ジャンルドラマ 


スタッフ

監督
脚本
原作
製作
撮影
美術
音楽
録音
照明
編集
助監督
スチル

キャスト

俳優名役名
小川知子斉藤康子
山口崇山口伸夫
藤田みどり岡島京子
木内みどり葉子
高橋長英 (Choei Takahashi)安部弘
北村和夫 (Kazuo Kitamura)福井
南風洋子由利子
北沢彪斉藤孝造
福田公子斉藤啓子
三浦仁斉藤隆
田代信子房江
堀川直義広瀬常務
飯沼慧文書課長
清水紘治 (Koji Shimizu)中田清彦
村井国夫 (Kunio Murai)宮下
大久保正信安部の父親
辻伊万里安部の母親
加藤和夫医者
真木沙織看護婦
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